⽂部科学省「データ関連⼈材育成プログラム」
『医療・創薬 データサイエンスコンソーシアム』

ご挨拶

学長挨拶

 本学は、医療系総合大学院大学として、「知と癒しの匠を創造し、人々の幸福に貢献する」という基本理念のもと、現在、全世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染克服を大学としての最優先課題に掲げております。
 この未知のウィルスに対しては、公衆衛生的なアプローチだけでなく、ICT・IoT・AI技術を活用して一元的に情報を収集・管理・解析することで、有効な治療法や予防法の確立に努めることが重要となります。
 今年で事業開始から6年目となる「データ関連人材育成プログラム」は、まさに既存の医療にとどまらず、医療・創薬分野でのAI技術や機械学習における「新たなデータサイエンス」の方法論を開拓し得る医療人・研究者を養成しており、これから確実に訪れるwith / afterコロナの世界においては、こうしたイノベーション人材への社会的ニーズがさらに高まることでしょう。

国立大学法人東京医科歯科大学 学長
田中 雄二郎


理事・副学長挨拶

 本プログラムは、医療・創薬・ヘルスケア分野をはじめとするライフサイエンス領域においてAI技術や機械学習などを活用した「新たなデータサイエンス」の方法論を開発し、当該分野における我が国の国際的競争力を向上させることを目的とした人材育成プログラムです。具体的には、大学・研究機関・企業等とコンソーシアムを形成し、新しいデータサイエンスの人材育成およびオープンイノベーションの研究会を実施しております。
 事業開始から3年目にあたる2019年度には、データ関連人材育成プログラム採択校(全国4大学)を対象に中間評価が実施されましたが、本学が唯一、最高評価である「S評価」を獲得いたしました。
 これは、年間約230コマにも及ぶ充実した講義・実習や、若手博士人材を対象とした手厚いキャリア形成支援等の取り組みが高く評価されたもので、評価に比例するように受講希望者も年々増え続けております。
 イノベーションの創出を目指すチャレンジ精神旺盛な大学院生、若手研究者、そして企業の皆さまに、ぜひ本プログラムにご参加いただきたいと思います。

国立大学法人東京医科歯科大学 理事・副学長
若林 則幸